このページでは、うさぎにエサ(餌)を与える時間や1回の分量の決め方などのうさぎののエサ(餌)の与え方、草食動物であるうさぎの食糞の習性について、わかりやすくご紹介しています。
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うさぎにエサ(餌)を与える場合、特に決まった時間というものはありません。うさぎを育てるときには、敷き藁や牧草などを寝床に使いますが、これも実際は立派なエサ(餌)なのです。
ですから、好きなときに、いつでも食べられるようにエサ(餌)入れにエサ(餌)を入れておいてもまったく問題はありません。
ただ、野生のうさぎの場合を例にとると、うさぎたちは、天敵に襲われる可能性の低い早朝や夕方の時間帯に食事を摂ります。もし時間を決めてエサ(餌)を与えるのであれば、朝と夕方にエサ(餌)入れに主食となるうさぎのエサ(餌)を用意してあげてください。
その他のおやつ代わりのエサ(餌)は、一緒に遊んでいるときなどに手で直接与えると、スキンシップにもなってより早くなついてくれるようになりますし、おやつの食べすぎ防止にもつながります。
生まれてからおよそ1ヶ月から2ヶ月の子うさぎは、まだ内蔵の働きも十分に機能していないため、食べやすさと消化を考えて、ドライフードを水で少しだけ柔らかくしたものを与えます。
ただし、柔らかくしすぎても消化不良の原因になったり、水分が多すぎて下痢をしたりすることがありますので、多少柔らかくなった程度で充分です。
また、気温の高くなる時期は、ドライフードに水を加えたものは腐りやすくなりますので、もし食べ残してもその都度新しいものを与えてください。そして、ドライフードへの切り替えができたら、いつでも食べられるように餌入れにドライフードを入れておきましょう。
この時期の子うさぎに、野菜や果物を与えすぎると野菜や果物に含まれる水分の摂りすぎがもとで下痢を起こしてしまう場合があります。この段階の子うさぎに野菜や果物を与えるときは、できるだけ量を控え、成長するにしたがって主食とのバランスをとりながら与えていきましょう。
うさぎに与える1回分のエサ(餌)の量は、それぞれのうさぎの品種や体の大きさによって違ってきます。
どのくらいの量を与えれば良いかわからないときは、いちばん最初にエサ(餌)を与えるときに、適当な量を与えておいて、次の日の同じ時間までにどのくらい残っているか、あるいは食べきってしまっているかで次に与える量を判断してみましょう。目安としては、すこし残すくらいがちょうど良い量ということになります。
ただし、子うさぎの場合は、日ごとに体も大きくなっていきますので、それに応じて食べる量も増えていきます。この場合も、毎日同じ時間にどのくらい残しているか、あるいは食べきっているかで判断してください。目安はやはり、すこし残すくらいがちょうど良い量ということになります。
育てているうさぎが太り気味の場合は、与えているうさぎのエサ(餌)や市販のラビットフードの成分表などを確認して、よりたんぱく質や脂肪分の少ないラビットフードに替えて様子を見てみましょう。その際、主食以外に与えているおやつも、一時的に与えるのを控えて様子を見ます。
もしそれでも太り気味の傾向が続くようなら、与えるラビットフードの量を減らし、その代わりにわら(藁)や牧草を多めに与えて様子を見てください。
野生のうさぎたちが主食としている野草に、セルロースと呼ばれる硬い繊維質を多く含んだイネ科の植物があります。このセルロースは、うさぎのような草食性の動物でも上手に消化することができません。
それを助けてくれているのが、うさぎのおなかの中に住んでいる腸内細菌です。うさぎの場合、この腸内細菌は盲腸に多く住んでいます。
ところが、うさぎの盲腸は肛門のすぐ近くにあるため、せっかく腸内細菌がセルロースを分解してくれてもそれを吸収する前に柔らかいまま、肛門から体の外に出てしまいます。この柔らかいうさぎの糞のことを盲腸糞といいます。
うさぎたちは、この盲腸糞をもう一度食べることによってセルロースが分解されてできるビタミンやミネラルなどの栄養分を体の中に取り込みます。これを食糞といいます。そうして栄養分がきちんと吸収された後に出てくるのが、おなじみのコロコロとした固いうさぎのうんちというわけです。
初めてうさぎを飼う方の中には、このうさぎの食糞行動の習性を知らずに、びっくりされることもあるかと思いますが、何も心配はいりません。うさぎのうんち(盲腸糞)もエサ(餌)のひとつなのです。
○当サイトの出典及び参考書籍:ハムスター・ウサギ・リスたちと暮らす本 (霍野晋吉監修 誠美堂出版)/とってもかわいい!ウサギの育て方(桜井富士朗監修 誠美堂出版)/ウサギとおしゃれに暮らす本 (鈴木麻子著 誠美堂出版)/小動物の飼育情報満載!スモールペット飼育ハンドブック(緑書房)
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